2008-11-28

手帳術と手帳戦略(その3)

君のてのひらから: 手帳術と手帳戦略(その2)
http://yourpalm.blogspot.com/2008/11/2.html
の続き。

その2で紹介した、『一冊の手帳で夢は必ずかなう』では、ありたい自分をイメージしてそれに近づくためのPDCAサイクルをまわしていく...という実践例です。
そのPDCAサイクルをまわすためのツールとして、システム手帳を使おうということでした。

ところがPDCAの最初のPLANを立てるのがしんどいんだ、と思う人もいるのではないでしょうか。私はそうでした。リフィルセットを買ったはいいが、夢・人生ピラミッドを目の前に途方に暮れてしまう...なんてことになりかねません。

そんなときの助言となるのは、綴じ手帳の雄、能率手帳を販売している日本能率協会の社長である野口氏の著作『能率手帳の流儀』です。



当社が提供している研修プログラムでも、五年後のジジョン、十年後のありたい姿といったものを書き出してもらう機会があります。そうすると、多くの人が何も書けないで悩んでしまいます。自分には目標がない、ビジョンが欠落している。ああ、だめな人間だと悲観する。
 しかし、ちょっと待ってください。何も書けないのがふつうだと思いませんか。

ここだけ見ていると、熊谷氏にけんかを売っているように見えます。
ですが、最終的には手帳でPDCAサイクルをまわそう、という内容は両者に共通なのです。

『一冊の手帳で夢は必ずかなう』にはなくて、『能率手帳の流儀』にはあるもの。
それは、手帳に書くことがないと嘆く人へのヒントです。

ずばり、今日の出来事を書く。

PLANを立てる前に、自分が何者であるか知るための振り返りのツールとして手帳を使おうということですね。いずれそれが習慣になって、PDCAサイクルを回していけるようになるというメッセージが本書にはあります。

手帳に書くことがないと嘆くなら、とりあえず、日記として使ってみるのがよいのではないでしょうか。手帳の使いかたも、システム手帳の組みかたも年々変わるものだと考えれば気楽なものです。

手帳に何か書くというアクションが身につくころには、自分流の手帳術はすでに確立されていると思います。そのころには手帳術の本を読んでも、必要以上に惑わされることもなくなっているはずです。

(了)



君のてのひらから: 手帳術と手帳戦略(その1)
http://yourpalm.blogspot.com/2008/11/1.html
君のてのひらから: 手帳術と手帳戦略(その2)
http://yourpalm.blogspot.com/2008/11/2.html

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2008-11-20

Xmindが起動できない対策

新版がリリースされてされて、MindManagerビューワーとしても便利そうな「Xmind」。
インストールしたのはよいが、私のWindowsXPの環境では、下記のようなメッセージが出て起動できない。

[バージョン] xmind-200811102307.exeからインストールしたもの
[環境] Windows XP Home SP2


JVM Terminated. Exit code=-1
-Xms128m
-Xmx512m
-XX.MaxPermSize=256m
-Dosgi.requriredJavaVersion=1.5
(中略)
-showsplash C:\Program Files\XMind\\plugins\org.xmind.cathy_3.0.0.200811102307.jar\splash.bmp
(後略)


-showsplashの行で円マークが重なっているのが原因と考え、xmind.iniを編集したら起動できた。

-showsplash
org.xmind.cathy

の2行を削除して、起動する。



関連ページ

XMind - Social Brainstorming and Mind Mapping
http://www.xmind.net/

MOONGIFT: » チェック必須!ブレーンストーミングやマインドマッピングで役立つ「XMind」:オープンソースを毎日紹介
http://www.moongift.jp/2008/11/xmind/
日本語入力も可能なオープンソースのマインドマップ「XMind」 | コリス
http://coliss.com/articles/software/1957.html

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2008-11-19

手帳術と手帳戦略(その2)

君のてのひらから: 手帳術と手帳戦略(その1)
http://yourpalm.blogspot.com/2008/11/1.html
の続き

手帳戦略にあたる部分を書いた本のひとつは、『一冊の手帳で夢は必ずかなう』です。



この本で書かれている手帳の使いかたをまとめると、
1) システム手帳に「なりたい自分」のイメージを書く
2) 「なりたい自分」と現実を比較し確認するために手帳を使う
3) 「なりたい自分」に近づくためのアクション日々の行動に落としこむ(ToDo管理のための手帳)
となります。

「なりたい自分」に近づくためのアクションを日々のタスク・ToDoに落としこんでいく考えかたは、フランクリン・プランナーですね。熊谷氏がこの本を書くにあたって、フランクリン・コヴィーの著作もずいぶんと参考にされているのではないかと想像します。

「なりたい自分」を書くという戦略は、最初にミッションや価値観を書いてバインダーにはさみこんでいく、フランクリン・プランナーでも同じですが、戦術として「具体的に」「数値化して」という点を強調していることで、フランクリンと差別化しているのかもしれません。
(フランクリンの研修では、もっと抽象的な言葉で価値観を記していくような感じでしたので)



その3へ続く。
君のてのひらから: 手帳術と手帳戦略(その3)
http://yourpalm.blogspot.com/2008/11/3.html

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2008-11-15

夢ではなかろうか

そうそう、2000年前のローマ・再現ストリートビューなんてあったら喜んで見ます!
http://yourpalm.blogspot.com/2008/08/blog-post_10.html


とストリートビューが日本に登場したときに書いていましたが、まさか夢がかなうとは!

Google Earthで古代ローマ帝国ツアー
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/11/13/21516.html

Google Japan Blog: Google Earth で古代ローマの世界をお楽しみください
http://googlejapan.blogspot.com/2008/11/google-earth.html

次は日本でもできないもんでしょうか。
奈良、京都、江戸あたりなら遺構も残っているところも多いので、期待したいです。

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2008-11-09

手帳術と手帳戦略(その1)

「戦術」は「戦略」にもとづいて限定された作戦、戦闘(Battle)で効率良く戦うことが目的です。
「戦略」がないところでいくら「戦術」を駆使しても、戦争(War)には勝てないです。

「手帳術」という言葉があるなら、「手帳略」という言葉があってもいいじゃないかと。
「手帳略」という言葉は聞いたことがないですから、「手帳戦略」とでもしておきましょうか。

上記のメタファーに従っていくと...
戦争:戦略:手帳戦略 → なんのために手帳を使う?
戦闘:戦術:手帳術 → 何を、どうやって手帳に書く?
ということになります。

なんのために手帳を使うかを明確にしないで、手帳術を語るのはわかるづらいことなのではないかと。
たとえば、日経アソシエ11/4号の特集を読みましたが、それぞれの「手帳戦略」にあたる部分まで「手帳術」という言葉をあてている印象があります。
pp.64-65で取り上げられている、Case07久恒氏なんかはまさにそうです。
人生を俯瞰するためのツールとして、手帳を使うというのは「手帳術」ではなく「手帳戦略」でしょう。

こういった「戦略」にあたる部分について書かれている本を2冊知っています。
手帳術を考える前に「戦略」を頭に入れておいたほうがうまく戦えるのではないでしょうか。



その2へ続く。
君のてのひらから: 手帳術と手帳戦略(その2)
http://yourpalm.blogspot.com/2008/11/2.html

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2008-11-05

逮捕されるとなぜ楽曲販売停止なのか

「日刊サイゾー」などで、いよいよか...と話題になっていた音楽プロデューサーK氏はとうとう逮捕されたようです。

Kは、昨年、自身の著作権を実業家A氏に売却。対価として、数億円を受け取ったが、肝心の著作権移転手続きをKが進めなかったため、A氏がKを提訴。最近になって、金を返却することをKが認める形で和解が成立していた。ところが、Kが一向に返却を実施しないため、A氏がKを大阪地検に告発したというのだ。
日刊サイゾー
http://www.cyzo.com/2008/10/post_1135.html


で、よくわからないのが、なぜCDの発売停止や楽曲の配信停止となるのか..ということ。

小室哲哉容疑者:CDの発売中止 楽曲配信も停止 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20081105k0000m040044000c.html

清水健太郎だって、長渕剛だって、槇原敬之だって、岡村靖幸だって、今でもCD買えるのになぁ。
槇原のときに見られたように、一過性のものとは思うのですが、販売を続けてはいけないんでしょうかね。
抗議されたってどうせ一時的なものでしょうし。

音楽を売る会社なら、自分のレーベルに所属するアーティストを体張って守ってほしいです。
「逮捕されても、音楽の価値は変わらないはず」とか啖呵きって。

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2008-11-03

思想信条がどうであれ

空自幕僚長の論文騒ぎですが...疑問を思いつくままに。

なぜこれが最優秀なのか


日本は侵略国家であったのか[PDF]
http://www.apa.co.jp/book_report/images/2008jyusyou_saiyuusyu.pdf

噂の論文、読みました。
主張の根拠がよくわからない論文です。
これが最優秀賞ってどういうこと?
他はもっと論文としての体をなしていないということなんでしょうか。

なんで解任されるのか

内容は政府見解に反する。放置すれば、政治家による軍の統制(シビリアンコントロール)に抵触する結果にもなったろう。http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20081102AS1K0100101112008.html



政府・マスコミによる、自衛隊の思想統制?
「政府見解に反した意見を論文で提示した」という理由でどうして解任できるんでしょう。言論の自由に反しないのでしょうか。
文民統制とは、「軍人が政府の意向を無視して、戦争を勝手に始めるんじゃない」ということでしょう。そこに思想信条が入る余地はないのではないでしょうか。

ですが、無断で論文を提出することが、航空自衛隊や防衛省の内部規定に違反しているなどの理由での解任であれば、筋が通りますね。
「防衛を担当する人間として、能力不足しているので」という理由での解任であれば、文民統制の理屈に沿っているとは思うのです。

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