恵方巻との個人的出会い
恵方巻を初めて見たのは、大学生だった1998年、下宿先の近所のセブンイレブンでした。周囲の関西出身者(20代後半~30代前半)に訊いてみると、少なくとも子どものころからあった風習のようす。だけど関東で生まれ育った私の印象は、「『バレンタイン』みたいに定着させたいんだろうな、必死だなぁ。」といったところでした。
でも、だいぶ定着してますね、これ。太巻寿司どころか、巻いてあればいいとばかりに、ロールケーキまで「恵方巻」として売っているんですから。今年はとうとう、我が家でも恵方巻デビューです。
なんでこんなに定着したんだろう? 勝手に考えてみました。
豆まきとの比較
節分といえば豆まきですよね。でも正直、自分の歳の分の豆を食べるのがつらくなってきました。
恵方巻を一気食いするほうがよほど楽です。
豆まきの難点を挙げてみると
1) 歳の数だけ食べるのが大変
ぱさぱさした豆を数十個食べるだけでもなかなか大変です。子どものころはもっとたくさん食べたいと思っていたのですが。
2) 家でやった後のかたづけが面倒
まず豆を拾いきれません。部屋の隅やタンスの裏側からは、何年前のものだかわからない豆が発見されがちです。
3) 豆が味気ない
数個であればおいしいのですが、20個を超えたあたりからきついです。そしてますます歳を取るので.... 1)に戻る。
といったところでしょうか。
この辺が定着の理由なのかな...とここまで考えてググってみたら、下記のページを見つけました。
恵方巻:広まる習慣には理由がある~佐藤義典コラム13 - OhmyNews:オーマイニュース
http://www.ohmynews.co.jp/news/20070410/5445
まぁ、考えている人は考えているんですね。
1年を見渡してみると、季節行事としては七夕は祭りが盛んですが、食べものやプレゼントと無縁のようです。
流通業界的には、残されたフロンティアでしょうか。wikipedia情報によると、台湾では、すでにプレゼントを贈りあうようになっているようです。
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