2008-12-23

『すべての情報は1冊の手帳にまとめなさい』




まずは、否定的な意見から。
タイトルだけで、二番煎じな感じがプンプンする本ですが、中身も期待に違わぬ感じです。(^^;



いや、つぎはぎっぷりというべきか...
つぎはぎっぷりという意味では、構成に順序もまとまりもありません。
インタビューをもう少し関連のある章のところに掲載するとかうまい手がありそうなものだと思うのです。
例えば、
・2章でデッドラインについて述べたんだったら、デッドラインに言及した吉越氏のインタビューを近くに載せるべきでは?
・3章で資産管理について、手帳にメモすることが紹介されているが、唐突すぎ。

二番煎じという意味では、どこかで見たようなTipsや言葉の数々...
・いいなと思った言葉を手帳に書きとめる
・夢はデッドライン(締切)がないと実現できない
・手帳に書き留めるのはキーワードだけ
などなど...

ですが、本書P.141にあるとおり

1冊の本を読んで、重要なことを2つか3つ見つけられれば十分なのである。


今まで否定的なものいいをしてきましたが、逆に言うと、いろんな本で紹介されたノウハウ集としては、使えるということです。
私がどこかで読んだことでも、初めての人にとっては新鮮な意見のはず。

ですから、私が重要だと思うこと、つまり「今までみたことがないTips」を2つか3つ見つけてみます。


● 年間予定表の使いかた



年間予定表には、予定ではなく、一年を通しての記録をつけてみる。

手帳のなかの年間予定表の使い途はよくわかっていませんでした。仕事の締切を書くんだったら、月間カレンダーに書くし、長期スパンのスケジュールを書き留めるには、スペースが狭いし...

そんななか、本書で出てきた提案、予定ではなく「一年を通しての記録をとる」というのは逆転の発想でした。
さっそく1月から、健康管理をテーマに毎日の体重を記録していこうと思います。
週間ダイアリーに年間予定表がついてくる、システム手帳でも使える手ですしね。

● 月間予定表の記述レベル



月間予定表には「いつ(何時に)」「どこで」がわかるように書く。
「誰と」「何をする」までは書かなくてOK。そこは週間予定表でフォロー。


予定を組むときでも、いちばんのポイントは「移動が発生するかどうか」、なんですよね。
移動が発生するのに連続して予定は入れられませんから。
移動の予定をメインに月間予定表は使っていきたいと思います。

● 住所録の使い方


1年に1回、住所録を手書きで写す。
疎遠になった人を住所録から外したり、前年に新しく知り合って親しくなった人を加えたりしていくと、結果として実用的な住所録に仕上がる。


頻繁に住所が必要となる相手というのも、私にとっては親戚くらいのものとなりました。

しかし、電話番号やメールアドレスについては、よく連絡をとる営業担当の方や同じ会社に務める人のものを不必要になったらはがせるように、ポストイットで手帳にはりつけて管理しています。
ですが、そんなに更新があるものではないと気がつきました。
こういった人の情報を1年に1回、手書きで整理するというのはいい考えかもしれません。
早速、年末にやってみようと思います。



この手の本は一段階抽象化してしまうと、だいたいどの本も言っていることは同じなんですけどね。(^^;;
正直、ナポレオン・ヒルを読んでおけばOKでは?

その分、具体的なノウハウを期待してこの手の本を買っています。
ノウハウが詰まった、この本は買ってよかったなと思います。
構成は読みづらいですけどね。

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