近くに塾が近々できるというので説明会を聞きにいってきました。
中学受験に関するわれわれ夫婦のスペックは以下のとおり。
夫: 千葉県出身・中学受験経験あり(1991年中学入学)
妻: 同上
子どもは現在小2なので、塾に行くとしても、来年と考えていますが、どうせ行くことになるのだからと話しを聞いてみました。
自分たちの経験から20年近く経過していますので、自分たちが受験生だったころとの比較をしみてようかとも思います。よって千葉県に関する記述が中心かと思います。
今昔比較
受験者の増加
受験者数自体は、1990年ごろよりも増えています。
そもそも、小6の子どもの数という母数が減っているため受験率は上昇しています。
調査する塾によって数字が違うところがありますが、首都圏では5~6人にひとりの割合で中学受験をしているようです。
中学受験のABC 日能研 [PDF注意]
http://www.nichinoken.co.jp/wing/manabi/pdf/s_kidsRA0805.pdf
今日聞いた説明会では受験者数が増えた要因を2つ挙げていました。
1) ゆとり教育への不安
これは言わずもがなですかね。今の小4は中学に行くまで「ゆとり」モードのままなので、2010年までは増加傾向のようです。
2) 家計への経済負担軽減
私立中学が受験料を割り引いたり、入学辞退の場合、お金を返してくれるようになった。
私立中学側が商機と見た面もあったでしょう。併願数が増えている要因でもあります。
千葉県内有力私立中学
四天王らしい。
・渋谷幕張
・東邦大東邦
・市川
・昭和秀英
市川が共学になっています。
20年近く前では、市川と東邦大東邦が2トップでした。
渋谷幕張は胡散臭い印象(^^;;がありましたが、今の大学受験実績を見ていると、営業熱心だったということになるんでしょうね。
1991年の入試では、当時男子校だった市川と東邦の日程がかぶり、私の周辺で数々の悲劇をまきおこしました。
(2/1受験の御三家のすべり止めと考える層の男子がことごとく市川に流れたため、市川合格しそうな人が次々落ちた)
(見かけ上)合格圏の必要偏差値が高い
こうなっている要因は、受験者集団の性質が変わったということがあります。
1990年ごろに比べ、受験率が7%も違うのですから...受験者の裾野が広がっていますよね。
端的に言えば、中学受験者の平均学力(偏差値50ライン)が落ちているということ。
合格に必要な学力は、そう変わらないでしょう。
小学生を指導する塾に「高校受験を目指すコース」がある
一番のおどろきは、これでした。
公立中学に進む子どもむけのコースが存在します。
レベルの高い大学受験実績のある高校を受けるためには、内申点が高くなければならず、中学の定期テストでトップクラスの成績を取り続けなければいけないのだそうです...
というわけで、中学の授業で面喰らわないように備えておく。
なので英語もやります。
1990年代初頭とはやはり様相が異なるようです。
SAPIXとか、選択肢になかったですからね。
参考
中学受験塾別の偏差値20アップ学習法/中学受験塾の個別指導塾ドクターのプロ講師がプロのノウハウを公開
http://www.chugakujuken.com/hensa20up/j_betsu.html
煽り文句のベクトルをさっぴけば、今日聞いた各塾の特徴に合っています。
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