「英語式語順は、自然な思考の順番に反する」研究結果 | WIRED VISION
http://wiredvision.jp/news/200807/2008070921.html
あなたが話すときに従っている文法の規則は、あなたの思考の筋道を反映していないかもしれない。
6月30日(米国時間)に『米国科学アカデミー紀要』(PNAS)に発表された論文によると、主語(S)、動詞(V)、目的語(O)の順に文章が構成される(例えば「Bill eats cake(ビルが、食べる、ケーキを)」)SVO型言語を話す人であっても、身ぶり手ぶりでコミュニケーションを取るよう求めると、主語、目的語、動詞の順番で意志を伝えたという。
この記事を読んでいたら、ふと「なでしこ」を思いだした。
日本語プログラミング言語「なでしこ」
http://nadesi.com/doc/
プログラミング基礎編 - 日本語プログラミング言語「なでしこ」
http://nadesi.com/doc/kouza/01-1-hello.htm
なでしこエディタにプログラムを書きます
もう、なでしこエディタは起動してありますね?それではエディタにプログラムを入力しましょう!
まずは、以下のプログラムを一字一句間違いないように入力してみましょう。クジラが「こんにちは」と言う。
クジラが「こんにちは」と言う。
これを見たときにすごい違和感があったので。
この違和感を生じた原因はなにかと考えると、1)コンピュータに対して、2)「命令」していないからだと気がつく。
コンピュータに対して、命令しているなら、こんな感じだろうか。
「クジラの画像を描画せよ。」
「クジラのxドット上に、吹き出しを描画せよ。」
「吹き出しのなかに、『こんにちは』を書け。」
いちいち「命令」を意識していると、日本語としてはだんだん不自然な感じになっていくな...
英語にすればしっくりくるか?
"draw a whale."
"draw a balloon on the whale."
"print 'Hello' in the balloon."
うん、なんかそれっぽい。
初めて触れたプログラミング言語はBASICでした。
命令口調であるのは、自分が今まで触れてきたプログラミング言語で共通だ。
それにコマンドラインもそうですね。というか、commandは命令ですね。
プログラミング基礎編
http://nadesi.com/doc/kouza/01-1-hello.htm
クジラでなくても言える?!
次に、さっきのプログラムから『クジラが』の部分を消して実行してみてください。「こんにちは」と言う。
結果を確認する
すると、左の図のようなWindowsっぽいダイアログが出てきます。クジラでなくても、『言う』ことはできるんです。(*3)
「こんにちは」と言う。
日本語として自然に解釈すると、「私が」を省略しているように見えないか?
日本語は、S(主語)を外すと「自分が」の省略と解釈されることが多い。
英語は、S(主語)を外すと、それは命令文ということになる。
このあたりにSVO型の有利さがありそうだ。
上の傾向は、SVO型全体、SOV型全体に共通していえることなのだろうか?
ラテン語はSOV型だが、ラテン語を共通の祖先とする現在のヨーロッパの言葉はみな、SVO型だ。
ヨーロッパの歴史に、SVO型発展のヒントがあるか?
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