システム開発現場の活気を取戻そう(中)ウォーターフォールからの脱却 ビジネス-次世代IT産業論考(浜口友一):IT-PLUS
http://it.nikkei.co.jp/business/column/hamaguchi_it.aspx?n=MMIT2z000025072008
そしてよく考えてみると、ソフトウエアは製造工場で同じ形の製品を繰り返し大量生産するようなものとは違い、製品設計それ自体が生産物であり、2つと同じものを作ることはない。果たして、このような工場型の方式が向いているのかどうかという疑問もわいてくる。
だって、「生産」と「開発」は違うもん。
よく引き合いに出される自動車で言えば、工場でやっている「生産」というのは「同じものをたくさん製造する」ことでしょう。
「同じもの」つまり「製品」のコンセプトを決め、設計に落としていくことは、「開発」というのではないでしょうか?
そういう意味では、OSやパッケージベンダは自動車会社の「開発」に近い工程が回せているのかもしれません。コンセプトを決めるのは自分たちですからね。で「製造」はCD-ROMとライセンス文書のコピー。
SIというのは、顧客にコンセプトを決めてもらって「開発」に入るんだから、自動車産業のしかも「製造」をまねっこできないのは自明なんじゃないのか?
自動車の「開発」がどのように進められているのかは、参考になるかもしれませんが。
開発生産性が低い方が収入が多いって変だよね - ひがやすを blog
http://d.hatena.ne.jp/higayasuo/20080723/1216790705
実際の現場では、開発生産性が低くて、人月がかかるほうが売上が増えるというのは、紛れもない事実です。
「開発の生産性」と言われると、ちょっと違和感を覚えてしまうのはこのせいだったか。
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